ありがとう「たま駅長」社葬営まれる貴志駅に多数のファン
ネコの駅長として国内外で人気を集めた、和歌山電鉄貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)の三毛猫「たま駅長」の社葬が28日午後から同駅構内で営まれる。同駅にはたま駅長にお別れを言おうというファンが朝早くから殺到し、冥福を祈る姿が見られている。
たま駅長がいたから、多くの人が
同駅内で執り行われる社葬の葬儀委員長は、同電鉄の小嶋光信社長。同駅では26日も、たまをしのんで多くのファンが訪れ、冥福を祈る姿が見られる。 たま駅長は16歳で、これを人間の年齢にしたら80歳に相当するという。同駅関係者は「たま駅長がいたから、いまこうして多くの方に訪れていただいている」と語る。
駅隣接地に大型モニターでファンに社葬公開
同線和歌山駅では、朝早くから貴志駅行きの切符を求め、券売機前で行列をなす姿がみられた。また、会場となる貴志駅には多くのファンが詰めかけており、駅に隣接する駐車スペースに大型モニターを設置している。 葬儀開始1時間以上前からファンが陣取る姿も見られ、ファンで大阪府内から来たという女性は「少しでも近くで、たま駅長を送りたい」と話していた。