「ペップではなく、ゆっくりモウリーニョに…」アルテタ監督に英解説者が持論「メンタリティが心配」
イギリス『スカイスポーツ』の解説陣は、アーセナルのミケル・アルテタ監督について持論を展開した。 【選手採点】最高点はサカ&サラーの両エース!アルテタ監督の評価は? 2019年12月にアーセナルの指揮官に就任すると、当初は苦しい時期が続いたものの、直近2シーズンはプレミアリーグ優勝を争うまでチームを成長させたアルテタ監督。今季も優勝候補の1つと評価される中、開幕9試合で3人が退場処分を受けるなど難しい試合を経験しながらも、5勝3分け1敗で3位につけている。 アーセナルは27日に迎えたリヴァプールとの上位対決では、ブカヨ・サカ、ミケル・メリーノのゴールで2度先制しながらも、追いつかれて2-2のドローに終わっている。そしてこの試合で『スカイスポーツ』の解説を務めたロイ・キーン氏は、「アーセナルのメンタリティが心配だ」と持論を展開した。 「彼らはリードを奪っても、3点目を狙うのではなく、後ろに下がってしまう。リヴァプールは(3点目を)望めば狙えるような状態にあった。彼らの信念が心配だ。本当にマンチェスター・シティに挑戦できるという信念を持っているんだろうか?」 一方でジェイミー・キャラガー氏は、「アーセナルを見る上で興味深いのは、アルテタは長い間ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)と仕事をしていたので、彼はペップの弟子だと思っていたんだ」としつつ、異なる名将に近づいていると分析している。 「過去15年間で成功した2人の監督、ジョゼップ・グアルディオラとジョゼ・モウリーニョがいる。アルテタはゆっくりと、モウリーニョのような監督に変貌しつつある。誰もがそんなことは思っていなかったね。今日の彼らは、後半には下がってしまった」 なお今季のアーセナルは、プレミアリーグで勝利を逃した4試合の内、3試合で退場者を出している。