MARCHはもう古い?難関私大の序列に変化… ラベリングは予備校の戦略か 「学習院を入れたのは合格者の総数を増やすため」
実際には企業側が採用時に学歴でふるいにかけることが行われているが、八澤氏は「大企業となると人材採用の時に、一人ひとりを見ることができない。その際、偏差値が高い大学から選んで見ていきたいという考え。大企業になればなるほど、色濃く出てしまうのだろう」と推察した。 堀氏も「企業側も収入が減り、体力がない組織になれば、“即戦力が欲しい”となっていく。余力がある時と比べて採用コストがかけられなくなっているのが現状だ」と指摘。 「演算能力は鍛えられる。繰り返し訓練すればより早く計算できるようになる。公教育から積み上がっていく中で才能を伸ばせると。一方クリエイティビティは天賦の才能と言われる。そこに後天的に体験などが加わり、さらに能力を広げられるかどうかだ。このようにさまざまな指標がある中で、大学のラベリングで企業が人を選んでいるなら、この国は衰退する」と述べた。 (『ABEMA Prime』より)