新監督の要望でGK補強を狙うチェルシー、ビジャレアルのヨルゲンセン獲得へ?
チェルシーが、ビジャレアルに所属するデンマーク人GKフィリップ・ヨルゲンセンの獲得を狙っているようだ。24日、イギリスメディア『スカイスポーツ』や同『アスレティック』などが伝えている。 チェルシーには現在、スペイン代表GKロベルト・サンチェスとセルビア代表GKジョルジェ・ペトロヴィッチという2人の守護神が在籍しており、昨季はサンチェスが正守護神として起用されていたものの、一度負傷離脱してからはサンチェスが復帰した後もペトロヴィッチが主に起用される状況になっていた。 そんななか、今夏に新しく就任したエンツォ・マレスカ監督はボールを後ろから繋ぐサッカーを基本としていることから、足下の技術に長けたGKを起用することを望んでおり、現時点ではサンチェスが守護神として起用される見込みとなっている。一方のペトロヴィッチは足下の技術に不安を抱えているため、同監督はサンチェスと争えるGKの獲得を要望していることが明らかになっていた。 複数の候補者が挙がっていたなか、今回の報道によると、チェルシーはビジャレアルに所属している22歳のヨルゲンセン獲得を狙っているという。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ヨルゲンセンにはマルセイユも関心を示しているものの、すでにチェルシーは同選手と個人合意に至っており、同選手はチェルシーの公式インスタグラムをフォローし始めたことも伝えている。 残るはクラブ間での合意となっているが、『アスレティック』によると、ヨルゲンセンの契約には4500万ユーロ(約74億円)の解除条項が付随しているが、現在は2000~2500万ユーロ(約33~41億円)ほどの金額で交渉を進めており、成立に近づいていることを報じている。 なお、ヨルゲンセンが加入した場合のペトロヴィッチの去就にも注目が集まっているが、負傷のためプレシーズンの帯同メンバーから外れた同選手としてはチェルシー残留を熱望していることが『スカイスポーツ』では伝えられており、ヨルゲンセンとともに正守護神の座を争うことになるようだが、果たしてチェルシーはマレスカ監督の要望通りに新たなGKを獲得することになるのだろうか。
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