歌声届け、伸びやかに 奄美大島でわらべシマ唄大会
「こどもの日」の5日、鹿児島県奄美大島の奄美市笠利町にある県奄美パークで毎年恒例の「わらべシマ唄大会」があった。島唄を通じた伝統文化の継承を目的に、同パークが主催し今年で18回目の開催。奄美大島の小中学生32人が出場し、伸びやかではつらつとした歌声を会場いっぱいに響かせた。 大会は小学校低学年、同高学年、中学生の3部門で審査。奄美市内の中学校に通う津畑杏朱さんら3人が部門別の優勝を飾り、宮崎緑館長から表彰を受けた。 山元眞琴審査員長は講評で「島唄は今や日本を代表する一つの文化に発展している。これからも誇りと自信を持ち、島唄の勉強をしてほしい」と激励した。 ゴールデンウイーク終盤のこの日、午前9時の開館から大会が終了した午後3時ごろまでに約500人が入館。訪れた観光客も足を止め、歌声に聞き入る姿が見られた。前回大会の優勝者もゲスト出演し、大会に花を添えた。