ペギー葉山さんABCラジオで追悼特番 3月公開収録時の歌声も
23日に「小林大作のメモリーズ・オブ・ユー」で
ペギー葉山さんABCラジオで追悼特番 3月公開収録時の歌声も 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
ペギーさんが3月に聴かせてくれた歌も流れます──。今月12日に肺炎のため83歳で亡くなった歌手のペギー葉山さんを偲び、ABC朝日放送ラジオは23日夜に「小林大作のメモリーズ・オブ・ユー」で追悼特番を放送すると発表した。ペギーさんは毎年3月に行われていた同番組の公開収録に36回にわたり参加しており、同番組関係者は「この公開収録でしか聴けない様々な歌声を聴き、ペギーさんを皆さんとともに偲びたい」と話している。 【拡大写真付き】芸能活動再開の越前屋俵太「僕は究極の寄り道をしてる」
歌にかける思い一筋、オーラをいつも感じた
同局によると、この番組は1980年10月から放送されており、スタンダード・ナンバーを中心にジャズや映画音楽、シャンソン、ラテンといった心地よい音楽を案内しているという。 番組開始当初から、毎年3月にはスペシャルゲストを迎えての公開収録が行なわれいるが、ペギーさんは第1回からメインとして毎年参加。今年の3月2日に開催された収録でも元気な姿をみせ、歌を披露したという。 現在パーソナリティを務めるタレントの小林大作さんと桶村久美子さんは、1992年10月から担当。小林さんは「楽屋でのやりとりやステージのお話、あとブログもやっておられ、それを見させてもらって感じるのは、この番組を愛してくださって、ファンの方を本当に大切にしてくださったなぁという思いが沸いてきます」と話す。 また、桶村さんは「尊敬しあこがれる人で。すごく人への気遣いとかちっとも偉ぶったりなさらない。歌にかける思い一筋で、オーラをいつも感じてて。いつも明るく元気で前向きで、ペギーさんのほうが年上なのに私の方がパワーをもらってる気がしました。今もいらっしゃらなくなったことが信じられない」と話した。
笈田敏夫さんとデュエットした「五つの銅貨」など
今年3月の収録での様子を聞くと「歌はもう本当に衰えないし。いつまでもステージに立っていただきたいなという思いがあったんですが」と小林さんは続ける。「こんなにあっけなく亡くなられてしまうというのは驚きましたしね。信じられない」と寂しそうな表情で語った。 今回の追悼番組では、2003年に亡くなった笈田敏夫さんとデュエットした「五つの銅貨」(2002年収録分)や、ぺギーさんの訳詩で知られる「ドレミの歌」(2003年収録分)。そして、今年3月2日の収録で披露された「おもいでの岬」など、55分間にわたり、この番組でしか聴けない様々な曲が流れる。 放送に向け小林さんは「ステージでペギーさんがいろんな話をされて、われわれからもインタビューさせて頂いてるんですけども、忘れていたわけじゃないんですが『そういう話があったなぁ』『メドレーがあったなぁ』という、みなさんにも懐かしんで頂きたいし。みなさんとともにペギーさんを偲んでまいりましょう」と話している。放送は23日午後9時5分から。