日経平均は反発、674.30円高の38,062.92円で取引を終了…株価の“乱高下”は今後も続くか【8月20日の国内株式市場概況】
2024年8月20日(火)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
8月20日の日経平均株価は、前日の米株主要3指数がそろって上昇していた流れを引き継ぎ、寄り付きから上昇して始まると、その後も終日堅調。米ドル円が1ドル147円台まで円安となったことも追い風となった模様です。日経平均採用銘柄の9割以上が上昇するなか、指数の上昇幅は一時800円を超えました。引け間際にやや値を下げたものの、日経平均株価は前日比674.30円高の38,062.92円で取引を終えています。 日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが204銘柄、値下がりが20銘柄、変わらずが1銘柄。日経平均ボラティリティ・インデックス※は27台と、同指数の目安である20を上回っています。こうしたなか、日経平均株価は今後も値動きの荒い展開が続くのではないかとの見方もあるようです。 ※日経平均ボラティリティ・インデックス(日経平均VI)……投資家が日経平均株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数。指数値が高いほど、投資家が今後、相場が大きく変動すると見込んでおり、相場の先行き見通しに不透明感が強いことを意味する。 日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、セコム〈9735〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉、リクルートホールディングス〈6098〉、味の素〈2802〉、三井物産〈8031〉、日立製作所〈6501〉となりました。 また、東証プライム市場の売買高は17億3,500万株で増加した一方、売買代金は3兆9,630.92億円となり、前日と比べて減少。 業種別では、パルプ・紙、陸運業、非鉄金属、空運業、電気・ガス業などが上昇した一方、銀行業、小売業が下落しました。 東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がジャパンディスプレイ〈6740〉で+8円(+38.10%)の29円、2位がさくらインターネット〈3778〉で+504円(+18.22%)の3,270円、3位があい ホールディングス〈3076〉で+336円(+14.45%)の2,661円となりました。 一方、値下がり下位は、1位がセブン&アイ・ホールディングス〈3382〉で-228円(-10.55%)の1,933円、2位がインフロニア・ホールディングス第1回社債型種類株式〈50765〉で-175円(-3.59%)の4,700円、3位が瑞光〈6279〉で-35円(-3.00%)の1,131円で取引を終えました。 なお、年初来高値を更新したのは49銘柄、年初来安値を更新した銘柄はありませんでした。
THE GOLD ONLINE編集部