LUSSとMori Calliopeが語る、タイの気鋭サウンドとVTuberが生み出す化学反応
リードシンガーCOCO(ココ)と、プロデューサー兼ビートメーカーのBEN(ベン)からなるタイの気鋭ハイパー・ポップ/ヒップ・ホップデュオLUSS(ラス)と、日本語と英語を織り交ぜた独特の歌詞と卓越したラップスキルを持つVTuber、Mori Calliopeが、互いの楽曲でコラボをし配信リリースを果たした。それだけにとどまらず、LUSSはMori Calliopeが8月16日(金)にリリースするメジャー2ndアルバム『PHANTOMIME』のトラック「Last Days」のプロデューサーも務めるなど、熱い化学反応を生み出して続けている。そんな2組の対談が実現。オンライン上で実施された2者の対談をお届けする。 【写真を見る】Mori Calliope、豊洲PITでのワンマンライブ ー今回それぞれの楽曲をベースにコラボをされていますが、お会いする前と実際会ったあとでの印象を教えていただけますか? COCO:元々、LUSSのチームはMori Calliopeさんのファンで、彼女の音楽を聴いていたんです。ロックで、うなり声みたいなヴォーカルもたくさん使われる方なので、ぶっちゃけ、ちょっと怖い人かなとか思っていたんですけど、制作前にZoomで話してみたら、すごく力強い女性だなという印象とともに、思いの他ラブリーな方だなと思って。すごく素敵な時間を一緒に過ごせましたし、曲もすごくいいものに仕上がりました。性格は今言ったみたいにすごく可愛らしい方だったんですけど、いざ制作に取り組むとなった時、Calliopeさんのペルソナや人格がすごく出ていて。メリハリをつけて曲制作に取り組んでいて、すごくプロフェッショナルだなという印象を持ちました。グレートフルで楽しいコラボレーションになりました。 ーCalliopeさんはLUSSさんにどんな印象をお持ちになりましたか? Mori Calliope:LUSSさんの音楽はTikTokで知ったんです。最近よくTikTokでいろいろなカルチャーを見つけているんですけど、アジアの音楽も聴いていて。最初にLUSSさんの音楽に出会った時は、フレッシュでクールな音楽という印象を持ちました。実は、私のタイ人の友達に音楽を聞かせてみたんです。そしたら、「タイの音楽ってこんなすごいんだ!」みたいなリアクションで、いい意味で驚きを見せていました。私もキャッチーで、他とはまた違ったサウンドだなという印象を持って、即座にお仕事を一緒にできたらなと思ったんです。 LUSS:嬉しいです! Mori Calliope:初めてZoomのコールで会った時、すごく緊張しました。私は音楽を作るときと、誰かと対面で会話をする時のキャラがちょっと違くて。初めて会話する時、LUSSのメンバーさんにいい印象を持ってほしかったから、できる限り頑張ってお話をしました(笑)。最初ちょっと不安はあったんですけど、1、2分ですぐに素敵な方々だなと思って、そういった不安も溶け去っていきました。本当に最高の音楽を作ろうとしている2組の体験になって。実はそういったことって、なかなかないんです。私にプロデューサーの方が曲を提供して、お互いに音を送ったり戻したりってやり取りはよくあるんですけど、LUSSさんは自分たちが生み出す音楽へのケアをすごく持って取り組んでいて。そういったスタイルで一緒に曲制作を取り組めることはなかなかないので、私としてもすごく素晴らしいコラボレーションをできたかなと思います。