知らないと恥をかく!? 覚えておきたいネクタイの基本のキ
昔からVゾーンはスーツの顔と言いますが、その中心的役割を担っているのが、言うまでもなくネクタイです。ネクタイ選びは個性の現れ。でも、それって単に色柄だけの話じゃないんです! 新しいスーツの常識はコチラ!
結び方や幅も重要! つまりバランスが大事ってコト
スーツやセットアップ、ジャケパンにおいてもですが、タイドアップスタイルで、ネクタイは着こなしのテーマを決定する重要なアイテムです。その選びにおいて色柄はもちろん大切な要素ですが、スーツの顔と呼ばれるだけあって、そう単純な話じゃありません。ネクタイとラペルの幅、ノットと襟型のボリューム、そして長さもポイントになるんです。 今回は、それらの理想的なバランスの基本を解説。色や柄で個性を演出する以前にこれらの基本を知っておかないと、あえての崩しではなく単に不恰好になる恐れがあるんですよね。何度も言いますがVゾーンはスーツの顔だけに、そこを間違えるとせっかく良いスーツを着ていても台無しになってしまいますよ!
ネクタイの幅はラペルの幅とシンクロすべし!
理想的なバランスという点で、まず押さえておきたいのがネクタイとラペルの関係性。ベーシックなスーツのラペル幅は8~9cmですが、それに対してネクタイの幅も近しいサイズを選ぶのが基本です。ちなみにラペルの幅は下襟の一番尖っている部分を水平に測ったもので、ネクタイは大剣の一番幅広な部分を測ったもの。ラペル幅が広くなるほどクラシック感が強くなり、細くなるとモード感が強くなります。ネクタイも同様です。
どんなスタイルでも、基準はベルトのバックル!
昨今は大剣も小剣も長めにしたネクタイがトレンドとなっていますが、基本は大剣の先端がベルトのバックルにかかるぐらいが理想とされます。といっても、その長さを得るために小剣が短すぎるのは考えもの。ネクタイを選ぶ際には、ネクタイそのものの長さにも気をつけましょう。
結び方は基本、プレーンノットを覚えておけば万事OK!
かつてはウィンザーノットが基本とされていましたが、昨今はコンパクトなノットが主流であり、もはや基本とされていますので、イマドキの基本としてはプレーンノットを覚えておけばOK。で、その上で肝心なのがシャツの襟型とのバランス。コンパクトなプレーンノットには、襟型の基本中の基本であるレギュラーカラー(写真左)と、レギュラーカラーよりも少し襟が開いているワイドカラー(写真右)との相性が良いです。ホリゾンタルカラーなどの襟の開きが大きいシャツには、ノットの大きいウィンザーノットなどが基本とされます。