巨人OBの元木大介氏が始球式で隠し球失敗 「ちょっと隠したんやけど全然ウケへんかった」も「すごくうれしかった。100点」
「巨人-ロッテ」(6日、東京ドーム) 巨人OBで昨季まで作戦兼内野守備コーチを務めた「曲者」こと元木大介氏が始球式を務めた。捕手の小林のミットに見事なノーバウンド投球。ガッツポーズを繰り出すと、場内は大きな拍手に包まれ、手を振って応えた。「現役をやめて以来ですかね、ファンの皆さんの前でグラウンド(ダイヤモンドの中)に立つのは。すごくうれしかった」と振り返った。 【動画】そっとボールを隠すも恥ずかしそうに戻す元木氏 登板前はトレーニング用のプライオボールでベンチ前で練習。その後は曲者らしくボールを左脇に挟んでだり「隠し球」を“実演”しながらマウンドへ向かった。ただ「(場内の)説明が隠し球っていうからボールもちょっと隠したんやけど、全然ウケへんかった。笑いおきひんと思って、すぐボール取ったし」と悔しそうだった。 それでも自己採点は「100点。届いたからよかった。昨日はラミちゃん、届かなかったからね」とニンマリ。「ラミちゃん、体を鍛えてるからどんなボールを投げるかと思ったら…チャンスと思いましたね」としてやったりだった。 だからなのか、グラウンドの去り際には、なぜか前日に始球式を務めたラミレス氏の「ゲッツ!」でフェードアウトした。 巨人は今3連戦で球団創設90年の歴史を彩るOBや選手らにスポットを当てた「レジェンズデー」企画を実施。最終日のこの日のテーマは「仕事人」でチャンスやピンチなど究極の場面でチームやファンの期待に応えてきたOBにスポットが当てられた。