ECB、四半期経済予測出てくる会合が重要-デギンドス副総裁が示唆
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、金利設定に関する重要な判断では、四半期経済予測が出てくる会合が鍵を握るとの見解を示唆した。
スペインのRTVEとのテレビインタビューで副総裁は、四半期経済予測が公表される9月と12月の会合が非常に重要になる可能性が高いことを事実上、示唆した。
「予測は3カ月ごとに更新され、次回は9月だ」とした上で、「それは最も重要な瞬間で最も興味深いものの一つだ。金利動向を判断する際に予測が重要な指標となるからだ」と述べた。
こうした発言は、ECBが今月0.25ポイントの政策金利引き下げを決定したのに続き、7月会合でも利下げすることに慎重な見方を示す他の当局者の見解と一致する。こうした当局者は待つことでより多くのデータを考慮できると主張している。
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デギンドス副総裁は「中期の方向性は明確だが、短期的にはデータ次第だろう」と語った。
原題:ECB’s Guindos Suggests Forecast Meetings Are Key for Rate Moves(抜粋)
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Rodrigo Orihuela