鈴木唯人は大丈夫? リバプールに青田買いされ潰れた逸材(6)あっという間に退団…。レッズのレジェンドと比較されたCB
先日、欧州で活躍するサッカーU-23日本代表の鈴木唯人にリバプールが熱視線を送っているとの報道が出た。それだけでも日本人にとっては誇りだが、もちろん移籍が実現したとしても生き残る難易度はかなり高い。実際、これまでにも若くしてリバプールに渡り伸び悩んだ才能たちはいた。今回は、リバプールに青田買いされ潰れた逸材を紹介する。
DF:ダニー・ウィルソン(元スコットランド代表) 生年月日:1991年12月27日 在籍期間:2010年~2013年 リバプール通算リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト スコットランド出身のDFダニー・ウィルソンは、国内の強豪レンジャーズでキャリアをスタートさせ、09/10シーズンにはリーグ戦14試合に出場した。このシーズン、同選手はレンジャーズ史上最年少でUEFAチャンピオンズリーグに出場した選手となり、スコットランドのFWAとPFAの年間最優秀若手選手に選ばれた。将来有望なウィルソンはスコットランド史上屈指のCBアラン・ハンセンに例えられ、2010年に奇しくもそのレジェンドが14年間在籍したリバプールに加入することとなる。 加入当初はリザーブチームでの活動がメインで、プレミア1年目となる10/11シーズンは2試合の出場にとどまった。英紙『Daily Record』によるとウィルソン本人としてはスコットランド代表のキャリアも重視しており、リバプールで燻るくらいなら…と自らのローン移籍を希望していたようだ。それもあってか、チャンピオンシップのブラックプールやブリストル・シティ、スコティッシュリーグのハーツとクラブを転々とし、2013年夏にハーツへそのままフリー移籍となった。 リバプールでは活躍できなかったウィルソン。しかし、加入したハーツではキャプテンを務め、14/15シーズンには31試合5ゴール5アシストと、攻撃性能も備えたCBに成長している。2015年からは古巣レンジャーズで3シーズンを過ごし、その後はMLSのコロラド・ラピッズで6シーズンプレーした。今季はスコットランド2部のクイーンズ・パークで10試合に出場している。
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