近畿各地で強い日差し 大阪市は午前中で気温33度台
10日の近畿地方は、高気圧に覆われ、各地で晴れ間が広がっている。しかし、気温は上昇を続けており、大阪市では同日正午までに最高気温33.2度を観測。府内各地でも30度以上を観測している地点が多く、気象庁は熱中症への注意を呼びかけている。 近畿地方梅雨明けで気温30度超え 気象庁は熱中症への注意呼びかけ
正午までに枚方、八尾で33度台
大阪市天王寺区のJR天王寺駅前では、移動中の会社員や多くの買い物客らが日差しを避けるように駅前商店街のアーケード下や地下街へ駆け込む姿が多くみられた。信号待ちの際も、横断歩道前ではなく、少し離れた建物の下などで待つ人の姿も多かった。 気象庁によると、10日の最高気温は、平年よりかなり高くなる予想で、熱中症の危険が特に高くなるため、暑さを避け、水分をこまめに補給するなど十分な対策を呼びかけている。 大阪府内各地の最高気温は次の通り(10日正午現在、気象庁調べ) ・大阪府枚方市 33.5度 ・大阪府豊中市 32.8度 ・大阪府堺市 32.5度 ・大阪府八尾市 33度 ・大阪府熊取町 30.1度 ・大阪府能勢町 30.7度 ・生駒山(東大阪市) 27.5度
府内の最大総雨量は豊能町高山 大阪府が発表
一方、大阪府は9日午後、5日からの大雨に係る被害状況を発表した。発表によると、今月4日から9日にかけ、府内の最大総雨量は、豊能町高山の732ミリ。1時間の最大雨量は、能勢町宿野の61ミリだった。 この雨により、府内では高槻市で自宅屋根の修理をしていた男性が骨折する重傷を負うなど、高槻と豊能町で2人の重傷者。能勢町で床上浸水7棟、豊中、吹田、泉佐野、堺の4市と能勢町で床下浸水25棟。高槻市で全壊1棟などの被害が出た。また、東大阪市のなるかわ園地の2か所で「らくらく登山道」沿いの斜面が崩壊した。