学法石川猛攻11点 1番小宅打線けん引 秋季高校野球福島県大会 3位決定戦(9月29日)
▽3位決定戦 学法石川11-1ふたば未来(8回コールド) 学法石川がふたば未来にコールド勝ちした。学法石川は七回2死三塁から、小宅の適時内野安打や金川の2点内野安打などで3点を勝ち越した。八回は打者10人の猛攻で7得点。ふたば未来は二回1死満塁、井堀の一ゴロで一時同点としたが、力尽きた。 学法石川は七、八回に打線が爆発し、東北大会への最後の出場権をつかんだ。1番打者として4安打1打点2盗塁と打線をけん引した小宅海叶は「朝から感覚が良く、今日は打てると思った。東北大会出場が決まりうれしい」と笑顔を見せた。 1―1の七回2死三塁で勝ち越しの二塁への内野安打、八回には好機を広げる左前打を放つなど要所で活躍した。相手バッテリーが隙を見せると、すかさず盗塁を決め塁上からも圧力を与え続けた。 兄の小宅善叶前主将が、チームを鼓舞する姿を見続けてきた。前日の準決勝でコールド負けし、気落ちした選手も多かった。試合中に笑顔を崩さず声を張り続け、ムードメーカーに徹した。仲間も奮起し、コールド勝ちで試合を決めた。
「どこと対戦しても負けないように準備を進める。センバツへの切符を勝ち取りたい」。東北の強豪との対決に気合をみなぎらせた。 ■来春へ成長誓う ふたば未来主戦の井堀 東北大会出場を逃した、ふたば未来の主戦井堀陽弥は「打ち込まれてしまい、仲間に申し訳ない」と悔やんだ。先発し一回に先制されたが、二~六回は無得点に抑えた。七回、疲れから握力が弱まり、制球が乱れた。2死から3連打を浴び3失点。八回も修正できず7点を奪われた。来春に向け「チームを勝ちに導くエースになる」と成長を誓った。