【巨人】門脇誠が今オフ丸佳浩に師事 長打力&選球眼向上へ「あれで遊撃を守れたら最強」
「正遊撃手」を確かなものに――。巨人・門脇誠内野手(24)が〝丸化〟を遂げようとしている。 もがき苦しむプロ2年目となった。今季はシーズン中盤まで思うような打撃をできず、5月は打率1割3分、6月は同1割6分7厘と特に苦しんだ。課題を克服するべく、今オフは大先輩・丸佳浩外野手(35)に教えを請うことを決めた。 昨季末から定期的に丸に打撃をチェックしてもらっていたという門脇は「いろんなヒントを得られそうだなと思ったので『バッティングを見ていただける時はお願いします』と伝えさせてもらいました。冬の練習も付きっきりじゃないですけど、ちょくちょくアドバイスいただきたいなと思っています」と明かした。 ベテランの域に達しながらも、今季の丸は打率2割7分3厘、14本塁打、45打点の成績。さらに長打率も3割9分6厘と一定の数値を維持した。一方の門脇は昨季の長打率3割3分5厘から2割7分4厘と下落。長打力の欠如を自覚し「引っ張った打球が思ったほど飛ばなかった。打球がしっかり抜けたらもうちょっと打率も上がってたと思うんです」と語る門脇にとって、同じ左打ちで長年レギュラーを張り続ける丸は最良の手本となるに違いない。 さらに、昨季通算1000四球を達成し今季もリーグ4位の65四球を選んだ丸の選球眼も憧れの一つだ。 「『ボール球を振らない』っていうのが自分としては一番持っておきたい技術なんで。(見習いたいところは)もう丸さんの『全部』ですね。あれで遊撃を守れたら最強なんで。足が速いままで長打も打てて、四球も取れて…。それが理想じゃないですかね」 遊撃守備ではすでに高評価を受けており、課題とする打力も身につけられれば不動のレギュラーもグッと近づく。オフの間にさらにレベルアップし、確固たる地位を築くつもりだ。
塩島惠