【KNOCK OUT】龍聖が“他団体キラー”シュートボクシングの川上叶と対戦、フェザー級最強決定トーナメント開催を希望
2024年2月25日(日)東京・後楽園ホール『Pure Biokeyz presents KNOCK OUT 2024 vol.1』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。 【写真】険しい表情で両者フェイスオフ 出場が決定していたKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)の相手は、SB日本フェザー級2位・川上叶(龍生塾)に決定。 川上は2019年11月にSB日本バンタム級王座決定戦で佐藤執斗を2RKOで下して新王者に輝き、2022年4月には魁斗を判定に破り、SB日本フェザー級王者となって2階級制覇を達成している。12月のSB×RISE対抗戦では安本晴翔から番狂わせの勝利を奪い、安本の連勝記録を15でストップしてみせた。しかし、2023年4月の初防衛戦で山田彪太朗に敗れて王座を失い、7月のRISEでは門口佳佑に判定2-0で敗れた。12月にはK-1に出場して斗麗を破り再起を果たしている。戦績は13勝(5KO)7敗。 会見に出席した龍聖は「2月20日、必ず倒して自分がフェザー級日本一になります。いつまでフェザー級で出来るのかもわからないですし、(フェザー級最強を決めたいと)自分が言い始めた以上、片っ端から片付けたいと思っているので、その手始めが彼。全員一人ずつ片付けていこうと思っています。軍司(泰斗)、門口(佳佑)もぶっ倒してやろうと思います」と各団体の王者狩りを実現していくだけだとする。 なお、川上はSBのトップランカーであり、現王者の山田彪太朗に関しては「僕は川上選手の方が強いのかなと思います。(山田が)チャンピオンですけど、話題にもなっていないし、あまり興味がないです。僕は意味のある試合をしたいとずっと言っていて、川上選手とだったら意味のある試合ができると思うし、僕にとっても彼にとってもいい試合になるかなと思います」とSBで興味があるのは川上だけだとする。 対する川上は「今回、『KNOCK OUT』の看板選手でフェザー級チャンピオンでの龍聖選手が相手ということで、またおいしい試合が来たなという感じ。今回もしっかり勝ちます」と自信を見せる。 対戦相手の印象を聞かれると龍聖は「ピョンピョンピョンピョン、カエルみたいに逃げ回る選手」といえば、川上は「勢いのある選手。ピョンピョン跳ねるカエルに負けると思います」と挑発返し。 すると龍聖は「逃げたカエルを僕が捕まえる試合になります。捕まえます」というと、川上は「(龍聖の)動画を見たら強いと思ったので楽な展開にはならないと思うんですけど、流れ的にしっかり僕が勝つと思うので、しっかり試合で見せます」と気合いを入れる。 龍聖にとっては2022年9月の小笠原裕典戦以来の日本人対決となり、「こうやって会見で日本人選手と会うことは久々だったので、今日は特別な感覚はありますが、僕は今までにラジャダムナンスタジアムのチャンピオン(=ペットセーンセーブ・ソーヂョー.トーンプラーヂン)や外国人のトップ選手とやってきたので特に何もないですね」と日本人対決は意識していないとする。 龍聖は“倒す”ことにこだわりを持っており、「ここで倒さないと、変なRISEのチャンピオンと同じように見られると思うので、必ず倒します」とKO宣言すれば、川上も「ここ最近は毎試合SB代表選手としてSBの看板を守るという気持ちで臨んでいます。誰が見てもはっきり勝たないとダメだと思っているので、僕がしっかり倒して勝ちます」と完全勝利を目指す。 KOボーナスとして100万円が出ることが山口元気代表より発表されると、川上は「今さっき聞いたのですが、いいなと思いました。頑張って狙っていきます。ボーナスがかかってくると試合にも影響してきますし、気持ち的にも全然違うと思います」とモチベーションは高くなった様子。 最後にこの一戦後の目標を聞かれると、龍聖は「この試合でしっかり勝って、6月23日に代々木競技場第二体育館で『KNOCK OUT』の大きな大会があるんですけど、そこで僕的にはフェザー級の日本一を懸けたワンデートーナメントのような大きなことをやってほしいと思っているので、僕はそこにつなげたい」とフェザー級最強決定トーナメント開催を希望。 RISEやK-1王者勢との対戦に関しては「RISEとK-1のチャンピオンはどっちも骨がないなと。でも僕は昔からK-1を見て育ってきたので、やっぱりK-1のチャンピオンとはやりたいなと思います。だからあんまりRISEのチャンピオンの門口はどうでもいいのかなと思うので、あまり魅かれるものを感じない」と軍司に興味を示した。 一方、川上は「自分は負けた時期もありましたが、ここで勝ったら僕の株もだいぶ上がると思うので、しっかりここで勝ったらまた注目される存在になると思うので、そういった意味でも本当に意味ある試合だと思います。しっかり勝って次につなげたい」とした。 なお、山口代表は龍聖のワンデートーナメント開催の要望を受けて「これから様々な団体さんと話をしていかないといけないのでまだ早急に決められませんが、6月はフェザー級か他の階級でのワンデートーナメントを考えていきたいと思います。今はRIZINさんのようにMMAの方がお客さんを交えて盛り上がっています。立ち技もいい選手が集まって試合をすることでファンを呼び込めると思うので、各団体でも別な階級でそういうトーナメントを開催すれば、立ち技のファンがワクワクできることができると思います。僕の希望なんですが、もし『KNOCK OUT』が6月にフェザー級のトーナメントをやり、次はSBさんが別の階級でトーナメントをやることになれば、当然協力させていただきたいので今後も皆さんとうまくやっていきたい」との見解を示した。
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