最も高額なのは? J2日本人選手、市場価値ランキング15位。長い苦悩を超えて…。移籍で価値急上昇のベテラン
明治安田J2リーグの2024レギュラーシーズンが終了した。J2で最も高い市場価値を持つ日本人選手は誰なのか。今回、フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングを順位ごとに紹介する。※情報は11月29日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトの表示に準拠する。
15位:後藤雅明 生年月日:1994年5月24日(30歳) 所属クラブ:モンテディオ山形 市場価値:50万ユーロ(約8000万円) 今季リーグ戦成績:38試合36失点 15位はモンテディオ山形のGK後藤雅明となった。 現在30歳の後藤は大学サッカー出身。早稲田大学では3年時に関東大学サッカーリーグ1部制覇に貢献し、ベストイレブンに選出されたこともある。このような実績を買われて、2017年に湘南ベルマーレ(当時J2)に加入した。 しかし、ここから後藤は出場機会確保に苦しむことになる。デビューシーズンは公式戦出場数はわずか2試合、J1で迎えた翌2018シーズンは3試合の出場にとどまった。その後、ツエーゲン金沢への期限付き移籍などを経験するもプレータイムの大幅増にはつながらなかった。 後藤にとって大きな転機となったのは2021年の金沢への完全移籍だ。同選手はここでプロ入り後はじめてレギュラーの座を掴み、公式戦37試合に出場した。そして、翌2022年に現在まで所属する山形へ完全移籍を果たしている。 山形では金沢時代に引き続き、守護神の座を射止めることに成功。後藤はここまで3シーズンを山形で過ごし、公式戦通算121試合に出場している。 ベテラン守護神の市場価値は50万ユーロ(約8000万円)となっている。出場機会が激増した金沢、そして山形加入以降、後藤の市場価値は急激に上昇した。GKは息の長いポジションであるため、ここからさらに評価を高めても不思議ではない。
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