【イベントレポート】「オーバーロード」老眼鏡から原作者とのバッタリまで、日野聡らが“初めて”トーク
「劇場版『オーバーロード』聖王国編」の初日舞台挨拶が、本日9月20日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。 【動画】「劇場版『オーバーロード』聖王国編」本予告(他10件) 舞台挨拶にはアインズ役の日野聡、アルベド役の原由実、デミウルゴス役の加藤将之、シズ・デルタ役の役の瀬戸麻沙美、ネイア役の青山吉能、レメディオス役の生天目仁美が登壇。日野は両手を大きく広げ、おなじみのセリフで会場を盛り上げる。完全新作の劇場版はシリーズ初ということで、日野は「いつも『オーバーロード』を愛し、支えてくださった皆さんに感謝の思いを込めて作りました」と思いを伝えた。 公開初日を迎えた心境を聞かれ、原は「TVアニメから10年経って、まだ皆さんとこんなに楽しい時間を過ごせることに感謝です」とコメント。加藤は番組の収録などでもネタバレしないようにずっと我慢していたとのことで、「お客様の顔を見て、やっと言えるんだと開放感に浸っております」と笑いを誘う。 瀬戸は「シズが劇場版で活躍することは制作が始まると同時ぐらいに聞いていたので、初日を迎えられてうれしい」とにっこり。今作でシリーズに初参加の青山は「10年以上前から知っていた作品に、まさか自分が携わるとは思っていなかった」と喜びを話す。同じく初参加の生天目は、鑑賞後の観客に自身演じるレメディオスの印象を不安そうに尋ねる。心配していたような印象を持たれていないことがわかり、生天目は笑顔を見せた。 シリーズ初の完全新作となる劇場版であることにちなみ、ここからは登壇者が最近経験した初めてのことについてトーク。加藤は「劇場版のエンドロールでキャストの最後に自分の名前がくる」という夢が今作で叶ったと話し、観客から拍手を送られる。日野は「老眼鏡を作った」と告白し、見える世界が変わったとうれしそうに報告。原は開催中の「オーバーロード展」で原作者の丸山くがねに偶然会い、会場を一緒に巡ったと明かし、一同を驚かせる。 青山が「口内炎ができたので、初めて口内炎を治す薬を買いました」と言うと、日野と原が体調を心配し、アドバイスを送る一幕も。生天目は広告に出てきたゲームをダウンロードし、初めてリアルな友達以外とオンラインプレイをしていると話す。瀬戸もこれまでプレイしたことのないタイプのゲームに挑戦し、どハマりしていると語った。 今作は先に声を録り、その後に画を完成させるプレスコ方式で制作されている。アインズの威厳を保つためにはセリフの間が重要だそうだが、日野はプレスコ方式のおかげでTVシリーズのように尺を気にすることなく収録に挑めたと述べる。聖王国騎士団のネイアとレメディオスは戦闘シーンが多かったため、青山は「喉が持つかが勝負だった」と、生天目は「皆さんが喉を心配して飴を持ってきてくれました」と振り返った。 最後に登壇者たちは、何度観ても毎回新たな発見がある作品だと口々にアピール。日野は「さまざまな正義、信じるものがあり、立場によって見える景色、寄り添う心情が変わってくるのが聖王国編」と紹介した。 ■ 「劇場版『オーバーロード』聖王国編」 公開中 □ スタッフ 原作:丸山くがね(「オーバーロード」/KADOKAWA刊) キャラクター原案:so-bin モンスター原案:so-bin、ケースワベ 監督・構成・脚本:伊藤尚往 脚本協力:菅原雪絵 キャラクターデザイン・総作画監督:田﨑聡 サブキャラクターデザイン・モンスターデザイン・プロップデザイン:杉浦幸次、出雲重機、中村佑美子、竹内杏子 美術監督:池田繁美、丸山由紀子(アトリエ・ムサ) 美術設定:友野加世子、大久保修一・乗末美穂(アトリエ・ムサ) 色彩設計:野口幸恵 3D監督:大矢和也(グラフィニカ) 撮影監督:渡辺祥生 編集:塚常真理子 音響監督:郷文裕貴 音響効果:三井友和 録音調整:岡部直紀 音響制作:ビットグルーヴプロモーション 音楽:片山修志(Team-MAX) 音楽制作:KADOKAWA アニメーションプロデューサー:橋本健太郎 アニメーション制作:マッドハウス 配給:角川ANIMATION 製作:劇場版「オーバーロード」聖王国編製作委員会 □ キャスト アインズ:日野聡 アルベド:原由実 デミウルゴス:加藤将之 シズ・デルタ:瀬戸麻沙美 ネイア:青山吉能 レメディオス:生天目仁美 カルカ:早見沙織 ケラルト:戸松遥 (c)丸山くがね・KADOKAWA刊/劇場版オーバーロード製作委員会