熊本市は子どもからの虐待が原因で別居し支援措置を受けていた両親の住所を誤って子に漏えい
テレビ熊本
熊本市は子どもからの虐待が原因で別居し支援措置を受けていた両親の住所を誤って子に漏えいしたと明らかにしました。市は両親に謝罪、住所の漏えいによる被害はないということです。 【熊本市西区の担当者】 「大変申し訳ありません」 熊本市によりますと、西区に住む両親と成人の子どもは3人暮らしで生活保護を受給。 2021年、両親は子どもからの虐待により 別の場所に引っ越し、DVなどの被害者を保護するため、被害者の住所につながる証明書などの発行を制限する『支援措置』の対象となっていました。 市は、子が不正受給した生活保護費を返還するよう督促の書類をことし5月に送った際、誤って両親の住所が記載された書類を添付したということです。 市によりますと、子は、両親の住所だと認識しておらず被害はなかったということです。 市は両親に謝罪。生活保護法に基づき引っ越し費用などおよそ37万円を負担しました。 市は「両親と子をそれぞれ担当する2人のケースワーカーの連携がとれておらず、 ダブルチェックも行っていなかった」と陳謝。再発防止に努めるとしています。
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