「ねんきん定期便」の額が少なすぎて怖くなります。40代ならどのくらいの額が載っているものなのでしょうか?
定年まで平均をキープするともらえる年金額の目安
平均標準報酬額43万9000円をキープして40年間勤めあげた場合、年金額はどのくらいになるのでしょうか。 日本年金機構によると、平均標準報酬額43万9000円の人が40年間就業し続けた場合、配偶者の老齢基礎年金6万8000円も含めた年金額は、月額23万483円です。本人だけの年金額は月額16万2483円、年額では約195万円となります。 収入の状況などに変化がなければ、40歳の時点でねんきん定期便に記載された年金額と比べて、実際にもらえる年金額はおよそ倍増することが期待できると分かります。
公的年金シミュレーターを使うと将来の年金額を試算できる
将来の年金額の見込みを詳しく知りたい場合は、厚生労働省が提供する「公的年金シミュレーター」を活用するのがおすすめです。 ねんきん定期便のQRコードを読み込んで過去の情報を反映できるほか、年齢別に将来の働き方や年収などの変化を細かく設定でき、入力内容に応じた試算結果を見られます。将来の年金額を知ることで、貯蓄など老後に向けた資金計画の見直しができるだけでなく、今後の働き方を改めて検討することにも役立つでしょう。
ねんきん定期便を参考に老後に向けた働き方を検討しよう
40代までのねんきん定期便で分かるのは、現時点の加入実績ではどの程度の年金額を積み上げてこられているのかです。50代以降リタイアまでの働き方次第で、年金を受け取れるまでに上乗せできる年金額は異なります。 ねんきん定期便の年金額の少なさにショックを受けるだけで終わらず、今後の資金計画の方針を決めたり、老後に向けて働き方を見直したりする際に役立てるとよいでしょう。 出典 日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています 日本年金機構 「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和6年度送付分) 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 日本年金機構 老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額 日本年金機構 は行 報酬比例部分 厚生労働省 公的年金シミュレーター 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部