敗れた玖麗さやか(下)と心配するなつぽい

　女子プロレス「T―HEARTS」の堀田祐美子（57）と「スターダム」のなつぽい（28）の師弟タッグが、ダンプ松本（63）率いる極悪同盟の餌食になった。 【写真】場外でダンプ松本に「お仕置き」されるなつぽい 　ダンプの自主興行「極悪祭」（23日、東京・新木場1stRING）で、堀田となつぽいはスターダムの玖麗さやかとのトリオで、極悪同盟のダンプ、ZAP、スターダムの極悪ユニット「大江戸隊」リーダー・刀羅ナツコ組と激突した。 　アクトレスガールズ時代アドバイザーを務めていた堀田を慕うなつぽいは、久しぶりのコンビ結成に緊張した面持ちで登場した。リングで対峙するなり敵軍に奇襲攻撃を仕掛けられると、ダンプに捕まったなつぽいは場外で引きずり回され、早速ピンチに。 　だが、極悪同盟に怒りを示した堀田が、狂気に満ちた表情でZAPと刀羅に強烈な張り手をお見舞いした。流れを奪うと、堀田が刀羅を雪崩式ブレーンバスターで吹っ飛ばし、なつぽいとの連係技を披露して観客を沸かせた。 　しかし、ダンプの一斗缶攻撃をくらった3人は、意識がもうろうとなり再び劣勢に。最後は玖麗がダンプと刀羅の毒霧を浴びた上で、刀羅のフロッグスプラッシュに沈み、3カウントを献上した。 　勝敗に納得がいかないなつぽいと堀田はダンプにつかみかかったが、足蹴にされ悔しい表情でリングを後にした。試合後、なつぽいは「どんな戦いに対しても、諦めない気持ちだけは絶対に捨てないでいたいと思いました！」と力強く宣言。 　さらに堀田に感謝しながら「堀田さんとリングで目が合うたびにうれしかった。久々でも（名前を）呼んだらわかってくれるところも。こうやってまた堀田さんと会えたことは、この先の未来にきっとつながる」と笑顔を見せた。 　一方の堀田は、スターダムの選手に圧倒されたと明かし「みんなしっかりしたいい選手だった。玖麗もいいキックを持ってるね。それになつみ（なつぽい）のトラースキックからすさまじい根性を感じたよ」と感嘆。 「アクトレスを教えていた時の懐かしい気持ちがよみがえった。スターダムの選手も一つ基礎的な部分を変えたら、もっとよくなる。私に協力できることはぜひ言ってほしいね」と呼びかけた。 　最後には「今日は負けちゃったけど、うれしい日だった。またなつみと組める日を楽しみしてるよ」と語り、控室へ消えていった。