元イタリア代表GKが新CLに辛辣「まだ何も理解できていない。あまり価値があるようには…」
1982年スペイン・ワールドカップ(W杯)の覇者で元イタリア代表GKのジョヴァンニ・ガッリ氏が25日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組に出演し、セリエAやチャンピオンズリーグ(CL)について語った。 【最新】意外なクラブが上位に? CL2024-25 リーグフェーズ順位表 かつてフィオレンティーナやミラン、ナポリなどで活躍したガッリ氏は、今シーズンのセリエAについて言及。「予測できないシーズンだ。首位のチームの背後に多くのライバルが続いていて熾烈で、こんなシーズンは記憶にない」と驚きを示した。一方で、またスコアレスドローに終わった第13節のビッグマッチ、ミラン対ユヴェントスには苦言を呈した。 「イタリアのカルチョの宣伝になるべきだったのなら、本当にダメだった。退屈で最悪にひどい試合だった。両チームが負けたくなかったのだろうが、どちらも相手にチャンスを与えることを恐れて、勝つことを望んでいないようにすら見えた」 さらにミランとユーヴェについてもコメント。「(パウロ)フォンセカは彼のチームのアイディアを追求しているので、時には理解不能な強い選択もしているように見える。一方、(チアゴ)モッタの本物のユーヴェを、まだわれわれは目にしていない。彼のサッカー哲学を反映したプレーへの研究途中で、まだ初歩的だ」 続いてガッリ氏は、CLにも言及すると「私はまだ何も理解できていない。方向を見失ってしまった気分だ。もしかしたらシーズン終了時には楽しめているかもしれないがね」と吐露。「私の時代は、9試合でチャンピオンズカップの優勝が決まったものだ。いまは試合数が増して、CLに出場したことがないチームにも、大会の歴史に刻むチャンスが大きくなった。あまり価値があるようには思えない」と自身の考えを明かした。