田島翔のフッチボール日記 Vol.4
NERIMA CITY FC
芝国際高校以外にも、僕にはNERIMA CITY FCのテクニカルアドバイザーという立場があります。NERIMAは東京都の練馬の意味で、つまり練馬区を拠点にしたアマチュアの社会人チームです。創設者は、現役大学生の丸野友也さん。彼の掲げている理念は、素晴らしいものです。 Mission: 「NERIMA CITYのある日常」でシアワセを――クラブに関わる全ての人たちの週末に“ワクワク”がある日常を提供したい。NERIMA CITY FCの存在で誰かのシアワセを生み出し、今よりちょっと生きるが楽しいを創る。 Vision: 関わる全ての人に夢と感動を与えるもう一つの居場所をこの街に――NERIMA CITY FCが地域の名を背負い高み目指す過程で感動を届ける。子供たちに夢を与え、練馬区民の誇りとなり、家庭・職場・学校ともう一つの居場所を届ける。 ※引用元:https://note.com/marumarusoccer/n/nd22c62a2dc04 こちらでも、週に1度はトレーニングに参加するよう心掛けています。
デュアルキャリア
サッカーと麻雀。どちらの方面でもプロとして活動する、僕のような暮らし方は「デュアルキャリア」と呼ばれています。かつてアスリートは、選手としての活動期間中はそこに専念し、引退してから次のキャリアを始めるのが一般的でした。 けれど近年では、選手として活動しながら、社会人としても働く人々が増加しています。僕がサッカー界で初の麻雀プロになったのは、2022年のことでした。手先や頭を使う麻雀は認知症予防にも効果があると言われ、お年寄りを中心に健康麻雀が大人気なのです。 ちなみに、麻雀界とサッカー界は意外な繋がりもあります。麻雀にはMリーグと呼ばれるプロリーグがあるのですが、このMリーグを立ち上げたのが、FC町田ゼルビアで社長を務める藤田晋さんなのです。 さらにMリーグの最高顧問はJリーグ初代チェアマンの川淵三郎さん。じつは、川淵さんとお目にかかって、お話ししたことがあるのですが、それはまた別の機会に――。
<田島翔・プロフィール> 北海道北斗市出身。 函館工業高校卒業後、シンガポール、クロアチア、スペイン、ニュージーランド、アメリカ、韓国を渡り歩き、2020年には日本人初となるサンマリノ共和国でプレー。国内ではFC琉球、ロアッソ熊本に在籍。 2024年、自身8カ国目となるブラジルでプレーすることが決まった。また、サッカー界で初めてプロ競技麻雀団体・RMUに入会し、麻雀プロとしても活動している。
田島翔