リベラリスト’24年モデル、東京湾でも入魂! 【村上晴彦・ハートランドエボリューション・シーバス編】
最新作・その2 『733MLRSS-24』テクニカルな操作が自在かつ的確!
村上「テールスピンジグ40g、水深20mなので底をとって巻き上げます」 76と対を成す24新作の73こと『733MLRSS-24』。その真価を発揮したのがバース撃ちでのことだった。 村上「アタった! でも、乗らない。魚が小さいのと、後ろのフック1本がかりなのが原因やと思う。次は、スレさせないように…」 そう言ってバースの橋脚に、村上さんはショートキャストでタイトに撃ち込む。 村上「沈めるのは10mくらいでいい」 ルアーを通すのは魚の目線より上に限定。見せ過ぎることなく、追わせて食わせることができるレンジを効率良く探っていく。 村上「橋脚が斜めに水中へ入っているので、それを意識しながら、橋脚にかすらない程度のトレースラインで巻く。付いているシーバスを外へ飛び出させるイメージ。まぁ、想像でしかないけどね」 村上さんの読みと技は見事に的中。即座に2本を連続キャッチ! 村上「テクニカルなことをやるなら、明らかに短い方がいいね」 733MLRSS-24の取り回しの良さがここで際立った形だ。 さらには湾奥で灯り周りを狙ったワンシーンでのこと。 横風が強い中、10cm以下の軽量なプラグを自在かつ正確に飛ばして、的確に操作したのも73だった。バイト後の反転パワーが弱い小型には鋭いフッキングを決めて掛ける一方で、中型以上はスムーズなやり取りを見せる。 村上「勝手に魚が上がってくるのがわかるでしょ? これ、バスロッドでやり取りすると、ガッガッガッと竿が無理して突っ張るんですよ」 コンディションのすこぶる良い大型がハーモニカ食い! 24最新作スピニング2モデルのポテンシャルを存分に発揮したが、この後、当釣行でのクライマックスと呼ぶべき時が訪れるのだった。 [タックルデータ] 733MLRSS-24 ●ルアー:メタルバイブ20g、テールスピンジグ40g、シャッドプラグ9cm、リップレスミノー11cm、ガルバ73S、ペンシルベイト ●リール:EXIST LT3000-XH ●ライン:UVF SALTIGA DURA SENSOR X8+Si2 1号 ●リーダー:SALTIGA FLURO LEADER XLINK 20lb