Nintendo SwitchがPS2を抜き、米国で史上2番目に売れたゲーム機に
Nintendo SwitchがPS2を抜き、米国で史上2番目に売れたゲーム機に - Part 1
Nintendo Switchが、正式にPS2を抑えて米国で史上2番目に売れたゲームハードウェアとなった。現在はニンテンドーDSに次ぐ売れ行きだ。 「Nintendo Switch」画像・動画ギャラリー 米市場調査会社Circanaが公開した2024年11月のビデオゲームセールスに関する報告にて、Nintendo Switchの累計販売台数が4660万台になったことが判明した。 だが、Nintendo Switchの売れ行きは依然として鈍化している。Circanaに所属するマット・ピスカテラの分析によると、米国における11月のコンソール販売台数および売上高の両方でトップを獲得したのはPS5で、Nintendo Switchはそれに次ぐ2位、Xbox Seriesが3位になったという。全体的なハードウェアに対する消費は横ばいで、PlayStationの前年比15%増がXbox Seriesの29%減とNintendo Switchの3%減を相殺した。 PS5の売り上げが伸びたのはPS5 Proの発売が一因となっており、PS5全体の販売台数のうち19%、売上高のうち28%を占めている。注目したいのは、PS5 Proの発売月における売上高がPS4 Proの発売月における売上高よりも50%以上高いが、販売台数は12%低い点だ。PS4 Proは米国にて399ドルで販売され、PS5 Proは699ドルで販売されていることを考えると、これは当然のことであり、アナリストの予想とほぼ一致する。 ゲーム全体に対する消費は前年比7%減の58億ドル(約8961億円)で、ソフトウェア全体に対する消費は前年比9%減の45億ドル(約6958億円)。これらの減少は、昨年の『Call of Duty: Modern Warfare 3』と比べて『Call of Duty: Black Ops 6』の発売時期が早かったことが大きな要因とされている。「Black Ops 6」は今年10月に発売され同月に売上高を伸ばしたが、「Modern Warfare 3」は昨年11月に発売され同月に売上高を伸ばした。つまり、「Black Ops 6」の売り上げがやや落ち着いた時期であるため、今年は比較が難しいものとなった。 とはいえ、「Black Ops 6」は依然として米国で11月にもっとも売れたゲームとなっており、現時点で今年2番目に売れたゲームとなっている。今年のトップは『EA SPORTS College Football 25』で、は米国史上もっとも売れたスポーツゲームであり、ゲーム全体としては売上高で50位となっている。 『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』は今月初登場7位に入り、『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』は6位にランクイン。ただし、どちらもパッケージ版の売り上げしか反映されていないため、ダウンロード版の売り上げも含まれれば順位はさらに上がるだろう。 11月に発売されたほかの注目作は、さまざまな理由からランキングに含まれていない。『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl』はGame Passでも配信されているため、多くの人が“無料”でプレイしたことになる。しかし、CircanaのプレイヤーエンゲージメントトラッカーによるXboxの月間アクティブユーザーランキングでは初登場6位で、Steamの月間アクティブユーザーにおいては9位にランクインしており、作品自体は好調であることが示されている。似たような条件である基本プレイ無料の『原神』は11月にXbox版が配信され、Xboxの月間アクティブユーザーランキングでは初登場10位となった。 モバイルゲームでは、『Pokémon Trading Card Game Pocket』が全世界における11月の収益ランキングで2位となり、絶大な人気を誇る『MONOPOLY GO!』を下した。『MONOPOLY GO!』は米国における11月の売上高ランキングで6位となっている。 米国における11月のベストセラーゲームランキングトップ20(売上高に基づく) 『Call of Duty: Black Ops 6』 『Madden NFL 25』 『EA SPORTS FC 25』 『EA SPORTS College Football 25』 『ドラゴンボール Sparking !