復活のシャポバロフ、ティアフォーに逆転勝ち タフドロー乗り越え2年連続3回戦へ<男子テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク118位のD・シャポバロフ(カナダ)が第25シードのF・ティアフォー(アメリカ)を6-7 (4-7), 6-4, 6-2, 6-4の逆転で破り、2年連続2度目の3回戦進出を果たした。 【ズベレフ、ジョコビッチ、シナーら全仏OP組合せ】 25歳で元世界ランク10位のシャポバロフだが、昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以降はけがの影響で離脱し今シーズン復帰を果たした。序盤のハードコートシーズンこそ早期敗退が増えていたが、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)ではS・チチパス(ギリシャ)らを破り3回戦に進出。クレーコートシーズンでもムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で3回戦に駒を進めるなど徐々に復調傾向にある。 今大会は1回戦でフランス期待の20歳 L・ヴァン・アッシュ(フランス)をストレートで下し初戦突破を決めた。 この試合、シャポバロフは接戦の末に第1セットを落とすも、第2セット以降はコートを支配。計18本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったとき84パーセントの高い確率でポイントを獲得するなど3セットでわずか1度しかブレークを許さないプレーを見せる。 リターンゲームでは計5度のブレークに成功しティアフォーを3時間18分の逆転で破った。 全仏オープン初の16強入りをかけて、シャポバロフは3回戦で第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは2回戦で世界ランク84位のB・ナカシマ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。 同日には第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)や第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第5シードのD・メドベージェフらが3回戦へ駒を進めている。