周辺の井戸等の水位低下…リニア工事“水問題”で余波 御嵩町がJRに残土受け入れ協議の一時停止申し入れ
御嵩町内では元々、環境が悪化することを懸念する声が挙がっていたものの、5月10日、町長が有害な重金属が含まれる土以外の受け入れについて、協議を始めることを明らかにしたばかりでした。 そんな中に発覚した水位低下問題で、地元住民にも不安が広がっています。 御嵩町民の男性: 「環境だけはしっかりしてもらわんと。うちも井戸水使ってますけども」
地下65メートルの井戸水をくみ上げて、普段の日常生活で使っている男性は、リニアの開通には期待する一方で、普段口にする水に影響が出ないか懸念し、「環境が大事」と訴えました。 御嵩町民の男性: 「決して反対しているわけじゃないんですけども、やっぱり人が住んでいますからね、環境が大事ですから、それさえ守ってもらえれば」 JR東海は御嵩町の申し入れに対し、「いただいた文書の内容を踏まえて真摯に対応し、瑞浪市の水位低下については事実関係や対策について丁寧に説明していく」とのコメントを発表しています。