白バイの全国大会で種目別の1位に輝いた鈴木駿輔巡査長＝23日

　全国の白バイ隊員が走行技術を競う第54回「全国警察白バイ安全運転競技大会」で、大分県警交通機動隊の鈴木駿輔巡査長（30）が種目別の1位に輝いた。県警では初めての快挙。 　大会は12～14日に茨城県ひたちなか市であり、各都道府県警の代表99人が出場した。個人4種目のうち、鈴木巡査長が優勝したのは「バランス走行操縦競技」。8の字や細い一本橋のコースを正確に走る技術を競った。 　大会に出場できるのは2回までで、2年前にエントリーした鈴木巡査長は今年が最後のチャンスだった。「入賞を目指し練習に打ち込んできた。イメージ通りに走れた」とうなずいた。 　鈴木巡査長は2013年度に県警入り。21年度から交通機動隊に配属され、全隊員から4人程度しか選ばれない特別訓練部員（特練）として腕を磨いてきた。 　「県民の安全安心を守るため、培った技術を生かしていく。後進の育成にも貢献したい」と話した。