「穴の谷霊水」販売の社団法人で起きた横領事件 70歳の代表理事が起訴内容認める 検察側「常習的犯行」
富山テレビ放送
上市町の「穴の谷霊水(あなんたんれいすい)」を販売する社団法人の代表理事の男が230万円あまりを着服したとして横領の罪に問われている初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。 業務上横領の罪に問われているのは「穴の谷霊水」を管理運営する社団法人の代表理事の金城清吉被告(70)です。 起訴状などによりますと、金城被告は代表理事という地位を利用し法人名義の預金口座から2019年4月からおよそ4年間に30回にわたり、234万円あまりを引き出し自宅の改修費や子どもの小遣いなどに充てていたとされています。 20日の初公判で金城被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察側は「長年にわたる常習的犯行で領収書を偽造するなどの悪質性も見られ、酌量の余地はない」として懲役2年を求刑したのに対し、弁護側は、「被告は十分に反省し、社会的制裁を受けている」として、執行猶予を求め結審しました。 判決は、今月27日に言い渡されます。
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