1軍の“主力”になれない…?巨人、出場機会に飢える選手(2)プロ5年目の有望株だが
プロ野球の世界では、高い能力を持ちながらも、所属する球団の戦力状況によって一軍での出場機会に恵まれない選手も少なくない。王座奪還を目指す読売ジャイアンツは、昨オフに積極的な補強を行い、投打ともに戦力が充実している。ここでは、一軍での出場機会に飢える巨人の選手を紹介したい。
山瀬慎之助
・投打:右投右打 ・身長/体重:177cm/89kg ・生年月日:2001年5月4日 ・経歴:星稜高 ・ドラフト:2019年ドラフト5位 球界トップクラスの強肩を持つ山瀬慎之助。しかし、高卒5年目を迎える今季も、一軍定着は困難を極めそうだ。 星稜高では、奥川恭伸(現:東京ヤクルトスワローズ)とのバッテリーで甲子園準優勝を達成。迎えたドラフト会議では、読売ジャイアンツから5位指名を受けて入団した。 プロ入り後の2年間はファームで打率1割台と苦しんだが、高卒3年目の2022年に初の開幕一軍入り。同年6月に初のスタメンマスクを被り、プロ初安打も記録した。 昨季は5試合の一軍出場にとどまったが、ファームでは72試合に出場し、打率.268、5本塁打、26打点、出塁率.402をマーク。着実な成長を示した。 今季こそ一軍の戦力として期待されたが、開幕は二軍スタート。大城卓三の二軍降格に伴って5月8日に一軍昇格を果たしたが、わずか1試合の出場で同月20日に再降格となった。 一軍定着にはリード面はもちろん、打撃面でも結果を残し続けるしかない。
ベースボールチャンネル編集部