線路部品レールボンド盗まれた事件の被告、偽名使い買い取り業者へ…5人で運搬役や実行役分担
JR西日本の線路から銅製の部品「レールボンド」が相次いで持ち去られた事件で、山口県警は14日、宇部市若松町の自営業の被告(28)(窃盗罪で起訴)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等仮装)容疑で山口地検宇部支部に追送検し、捜査を終結したと発表した。被害本数は442本(約330万4800円相当)だった。 【写真】レールボンド
発表によると、被告は2月6~9日、偽名を使って他人になりすまし、盗んだレールボンド約280キロを宇部市内の金属買い取り業者に3回にわたって計約30万円で売った疑い。
事件を巡っては被告のほか、宇部市上宇部の自動車販売業(22)、福岡県粕屋町の建設作業員(22)、宇部市明治町の会社員(22)、同市則貞の建設作業員(21)の4被告も窃盗罪で起訴されている。
県警によると、鉄道関係の仕事をしていた自動車販売業の被告が自営業の被告に犯行を持ちかけ、5人で運搬役や実行役などの役割分担をしていた。いずれも容疑を認めており、生活費などにあてる目的だったという。