SFホラー映画『28日後…』『28週後…』に続編。17年越しに動き出したのは『28年後…』
キリアン・マーフィーはエグゼクティブプロデューサーとの噂。 ちょっと興奮するニュースが入ってきました。監督ダニー・ボイル、脚本アレックス・ガーランドのゾンビ映画『28日後…』の世界が戻ってきます。2002年の映画で、今年アカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーの出世作と言われる作品。3年後には続編『28週後…』が公開されています。ゾンビ映画の代表作となってから20年以上、続編からは17年が経った今年、『28年後…』が制作予定ということです。 アレックス・ガーランドが脚本を手がけた最新作『シビル・ウォー Civil War』の公開のインタビューで、ガーランド氏に『28年後…』のこともうかがうことができました。
次は『~年後…』しかなかった
脚本を担当するガーランド氏はio9とのビデオチャットで以下のように答えています。 時間の経過が関係している部分があります。馬鹿げた話のようですが、時間の流れに縛られるものです。 もともと『28日後…』はほぼギャグのような感じで書いたものでした。『12時間後』、『翌日』などと映画中にキャプションが入ることがありますが、それをタイトルにしたんです。でもそれをタイトルにしたことで逆に縛られることになってしまいました(笑)。それと共に生きなくちゃいけなくなってしまいましたね。 28か月後では時間の経過が合わないし、『28週後…』はすでに制作されています。なので、「世紀」に到達しないのであれば、タイトルとしての残りの時間枠は「年」でした。そして、それだけの時間が実際経過しているので、つじつまが合いましたね。
タイトルから脚本が生まれてきた
しかし、もちろんタイミングだけではなかったはず。ガーランド氏は次のようにも語りました。 実は前は特に興味を引かれるアイデアがなかったんです。話題には上がりました。5年ごとに話はしていましたが、やる気が出なかったんです。なので「他の誰かがやりたいなら、それでもいいけれど、私は何もアイデアがないんだ」と言ってました。 なぜか、タイトルの時間の経過が私の頭の中にある特定のコンセプトを解放し、映画がそれに沿って進んでいくようになりました。そして、突然、意味を持ったのです。 それで私は「よし、アイデアができあがった」と言って脚本を書いて、ダニーとプロデューサーのアンドリュー・マクドナルド、ピーター・ライスに見せると、「うん、やろう」と言ってくれたんです。