リオ五輪・レスリング女子で金…土性沙羅さんが故郷・三重県松阪市で市職員になって1年 地元で続ける“恩返し”
■小学校への「出前授業」も 子供たちに伝えたいことは「夢は全力で追いかけて」
6月4日、市内の「港小学校」を訪れた土性さんは、少し緊張した様子だった。児童たちに自分の経験を伝える「出前授業」だ。
土性さん:(児童たちに) 「今年オリンピックなのみんな知っている?どこである?」 児童: 「パリ」 「話すのは苦手」という土性さんだが、子供たちに話したこと…。 土性さん: 「私はもうね、本当にああやめたいなあっていう日々が続いていました。けれど、毎日やっぱり諦めずに努力して、少しずつ勝てるようになって…」
子供たちに伝えたいのは「夢を持ってもらうこと」。この日はレスリングの体験もしてもらった。 女の子が土性さんをひっくり返そうとしてもびくともせず…。
Qどうでしたか? 女の子: 「絶対無理」 そして、子供からの「金メダルを獲った時に一番感謝した人は誰ですか」という質問には…。 土性さん: 「もうね、絞れないぐらい本当にたくさんの人のおかげで金メダル取れたと思うので、みんな一番ぐらい感謝しています」 “ふるさと”松阪で歩み始めたセカンドキャリア。「最強の市役所職員」土性さんの夢はますます広がっていく。
土性さん: 「やりたいことや夢があったら、もう全力で追いかけてほしいし、全然自分なんて完璧じゃないけどここまでできたみたいな。それを伝えられたらな。1年前の私には多分こういうふうになっているって事は想像できなかっただろうなっていうぐらい、私自身はすごく成長したなって。これから先、人生長いですし、色々なことに挑戦していきたいなと思っています」 2024年6月13日放送