漁師もびっくり「数年に一度」の白ナマコ 福井県の海で発見、海浜自然センターで展示中
福井県高浜町の海から“珍客”―。福井県海浜自然センター(若狭町)で漁師が見つけた白色のナマコが展示されている。職員は「発見は数年に一度のレベル。珍しい」と話している。 高浜町の青戸の入江で1月17日にナマコ漁をしていた小幡隼平さん(31)が発見した。「今まで数十万匹見てきたけれど白色は初めて。驚いてネットで調べたら、自分はすごいものを取ったんだという気持ちになった」と小幡さんは振り返る。 センターによると、体長約15センチで、マナマコの一種。一般的な色は黒や青、赤で、色素に異常が発生し、白くなったとみられる。 18日からセンターの水槽に入れられ、家族連れらが珍しいナマコに興味を示していた。3歳の女の子は「白くてかわいい」とじっと見入っていた。職員は「白くて愛らしい。ぜひ多くの人に見に来てもらいたい」と話している。 センターは休日を除く月曜休館。1月29日から2月中旬までは臨時休館となる。
福井新聞社