オフサイドに二度救われる

ウェルベック（18番）の先制点をアシストした三笘。(C)Getty Images

　８月24日に開催されたプレミアリーグ第２節で、三笘薫を擁するブライトンは、マンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦した。 【動画】DF２枚を無力化する三笘薫の絶妙アシスト 　１週間前のエバートン戦（３－０）で新体制第１号をマークした三笘は、開幕から２戦連続で先発したものの、なかなかボールを受けられない。それでも32分、ファーにボールが流れ、ペナルティエリア内でボールを持つと、グラウンダーの鋭いクロス。これにウェルベックが上手くスライディングで合わせ、先制点を奪った。 　好調の日本代表MFは開幕２戦で１ゴール・１アシスト、古巣対戦の元イングランド代表FWは２戦連発となった。 　その直後に10番のラッシュフォードにこぼれ球を詰められるが、オフサイドで得点は認められない。 　１－０で折り返すと、後半開始から数秒で38歳のミルナーが、ペナルティエリア手前で右足を振り抜くも、クロスバーの上を越える。 　ミルナーはさらに52分、カウンターからペナルティエリア内でスルーパスを受け、GKオナナの横を抜く絶妙なフィニッシュ。しかし、カバーに入ったダロに、ぎりぎりのところでかきだされる。 　追加点を奪えずにいると、60分にディアロに同点弾を許す。ユナイテッドを勢いに乗せてしまったなか、71分にガルナチョのシュートでネットを揺らされるも、最後にボールに触れていたジルクゼーが、オフサイドポジションにいたため、得点は無効に。再びVARに救われる。 　このまま１－１でタイムアップを迎えると思われたが、90＋５分にジョアン・ペドロがヘッドで叩き込み、土壇場で勝ち越し点をゲット。プレミアリーグ史上最年少31歳のヒュルツェラーが監督に就任したブライトンが、２－１で劇的勝利を収め、開幕２連勝を飾った。 　なお、三笘は３枚替えを敢行した90分までプレー。マッチアップしたマズラウィに手を焼き、アシストした場面以外では、見せ場を作れずに終わった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部