JR貨物の貨車1両、交換必要な車輪・車軸で1か月近く運行…作業員が取り違え
JR貨物は13日、車輪・車軸(輪軸)の交換が必要な貨車1両が、1か月近く運行を続けていたと発表した。この期間に函館線や東北線、東海道線などを走行したが、事故などは起きなかったという。
JR貨物では、輪軸の取り付け作業を巡って圧力値の改ざんなどが判明し、627両を対象に基準を満たす輪軸への交換を進めている。
発表によると、問題の貨車は基準外の輪軸を交換するため、11月14日に隅田川機関区(東京都荒川区)で作業が行われた。その際、作業員が交換する輪軸を誤り、基準外の輪軸が残ったまま作業を終えていたという。今月11日に取り違えが発覚したため、運行を取りやめた。
JR貨物は「今回の誤りを重く受け止め、再発防止を徹底したい」としている。