ソフトバンクが選手の能力開発へハイテク解析 ファーム野手の眼球の動きを追う「ギリギリまで見えているか」
ソフトバンクは12日、福岡県筑後市のファーム施設の室内練習場で専用機器を使い、選手の眼球の動きを解析した。選手がどのタイミングまで投手の球を追えているのか、把握するのが目的。13日まで3、4軍の野手10人が受けるという。 ■古巣対戦で上林が魅せた【動画】 カメラ付きの専用の眼鏡をかけた選手がモーションキャプチャーのカメラ10台の間で145キロ、130キロ、115キロの真っすぐをそれぞれ10球ずつ打った。 城所収二データサイエンスコーディネーター補佐兼R&Dチーフは「ギリギリまで(球が)見えるということは、打つポイントの近くまで見ることができていることになる」と解説。データを今後、どう生かしていくのかはこれからの課題だが、城所チーフは「選手の技術向上の一つの手助けになれたら」と話している。 解析は、NTTコミュニケーション科学基礎研究所と共同で行っている。
西日本新聞社