高校駅伝の大阪予選、異例の途中再開 大雨でコース一部冠水
大雨でレース途中に中止となった男子第75回全国高校駅伝競走大会の大阪府予選(大阪高校体育連盟、大阪陸上競技協会主催、毎日新聞社後援)の代替大会が5日、大阪府豊中市の陸上競技場で行われた。2日に大阪・ヤンマースタジアム長居を発着点とする周回コースで行われたレースは、冠水によって全7区間のうち、3区で打ち切り。5日に4区以降を再開した。 【2024全国高校駅伝】男子出場校の顔ぶれ 5日の代替大会は4区から最終7区の区間ごとに選手たちがトラックを走り、2日のタイムと合わせて順位を決めた。3区終了時点でトップだった関西創価が逃げきった。 大阪高体連陸上競技専門部によると、2日は大雨警報の中で実施し、先頭が4区を走行中に雨脚が強くなった。排水が追いつかず、コースの一部の水位は選手の腰付近まで上がったため、安全上の配慮で異例の判断を下した。冠水したコースを走ったことに伴う、けがや病気の報告はなかった。 大阪高体連陸上競技専門部の増田慶和競技部長は「冠水は予想外。来年以降、大雨警報時は最初から(延期の)代替大会にすることも考えないといけない」と話した。【荻野公一】