日本の「超お金持ち」の生活実態…拠点は海外、日本ではタワマン滞在、高級外車をブイブイ乗り回しってホント?【元メガバンカーが解説】
行動は地味だが、自由を存分に謳歌…これが日本の超富裕層の生活実態
そんな超富裕層の日常はというと、夫婦で外食に出かけたり、近隣の有名ホテルに立ち寄って軽くお酒を飲んだりと、意外と普通で地味な印象です。 しかし、健康にはかなり気を遣っていて、定期的にスポーツクラブに通う人が多く、休日もゴルフに出かけるなど、体を動かす趣味を持つ人が多くいます。 所有する車も意外と地味です。メルセデス、BMW、ポルシェ、レクサスあたりが多め。プリウスに乗っている人もいます。逆に、人目を引くようなスポーツカー、たとえば、フェラーリやランボルギーニを誇示するように乗り回す人はまずいません。 また、金融機関との付き合い方ですが、金融資産が数十億円規模のマス富裕層の場合は、スイスやシンガポールのプライベートバンクに証券口座を持ち、投資一任勘定で運用している人が多く、金融資産が200億円超の方々の場合は、ほとんどが国内のメガバンクと証券会社で取引しており、積極的な資産運用はあまり行っていません。 これらのことから、超富裕層の生活ぶりを総括すると、一般の方が想像するより地味で目立ちませんが、自由に好きなことを楽しんでいるといった姿が浮かび上がってきます。 岸田 康雄 公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)