【絶版名車紹介】ホンダ「NR」1992年|世界初の楕円ピストン・エンジンを搭載!
先端技術と高級素材を満載!
市販車として世界初の楕円ピストン・エンジンを搭載したモデルとして、いまでもバイク好きの間で話題に上がるホンダ「NR」。税別520万円という発売時の価格も合わさり、伝説的なモデルとなっている。 【写真はこちら】「NR」の全体・各部・走行シーン(8枚) 2ストマシンに4ストで対抗するため、ホンダが技術の粋を集めて開発した世界GPレーサー、NR500の技術をフィードバックして誕生した新世代ロードスポーツがこの「NR」。エンジンは新たに開発されたものでレーサーとは別物だが、GPマシン同様に長円形の独創的なピストンを採用、1気筒あたり8バルブというハイメカニズムを誇った。 ボディカウルはハンドメイドの炭素繊維強化樹脂(CFRP)、他にもチタンやマグネシウムという高価な素材がふんだんに使われ、究極のスポーツバイクと呼ぶにふさわしい豪華な内容となっていた。販売価格は520万円で限定300台が発売されたが、運悪くバブル崩壊のタイミングと重なってしまい、販売面では苦戦することとなった。
オートバイ編集部