【衆院選】福岡2区・稲富氏 5度目の対決でライバルに悲願の初勝利 出口調査では無党派層の5割近くが投票
FBS福岡放送
衆院選福岡2区で接戦を繰り返してきた自民前職の鬼木さんに対し、悲願の初勝利を果たした立憲前職の稲富修二さんにスタジオでお話をうかがいます。まずは、鬼木さんと5度目の対決となった今回の選挙戦を振り返ります。 福岡2区で自民党、鬼木さんとの激戦を制した立憲民主党の稲富修二さんは27日夜、喜びをかみしめるようにこれまでの戦いを振り返りました。 ■立憲・福岡2区 稲富修二氏 「2012年落選してからここに至るまで、小選挙区で12年かかりました。冬の時代を変わらずずっと私をお支えいただいて、その冬の時代がなければきょう、ここに立つことができませんでした。」 稲富さんと鬼木さんは、過去4回対決し、いずれも稲富さんが敗れています。稲富さんは、初めの2回は落選し、その後、前々回、前回は2回続けておよそ8000票差まで詰め寄り、比例復活を果たしました。 一方の鬼木さんは今回の選挙で、党の組織力を最大限に活用し、連日のように有名議員らの応援を受けました。 これに対し、稲富さんは地域を細かく回るいわば「どぶ板」の活動を続け、無党派層の取り込みを図りました。 ■稲富氏 「やればやるほど接近しているのを感じています。 非常に接近している。」
さらには、自民党への逆風を“追い風”にしました。FBSが行った出口調査では、無党派層の5割近くが稲富さんに投票しました。 悲願の“初勝利”から一夜明け、街頭に立った稲富さんは通りかかる一人一人に支援への感謝を伝えました。 ■稲富氏 「我々がこの選挙で目指してきたことの一つでしたので、とにかくここからですよね。訴えてきたことを少し前に進めるということが必要。頑張っていきたいと思います。」 野党議員とはいえ、追う立場から追われる立場になった稲富さんには今後、大きな期待とともに結果という厳しい目が有権者から向けられます。