【韓国】8月の自動車産業、全項目が減少
韓国産業通商資源省が19日発表した2024年8月の自動車産業動向(速報値)によると、「生産」「国内販売」「輸出」の全てが前年同月から減少した。 「生産」は7.1%減の28万9,948台だった。企業別に見ると、最大手の現代自動車(1.3%増)とルノーコリア(2.1%増)の2社がプラスとなったものの、賃金交渉の難航で生産に支障を来した韓国GMは52.4%減にとどまった。 「国内販売」(12万8,199台)は1.9%減少。輸入車は5.7%増えたものの、国産車は3.6%減となった。企業別では現代自(4.6%増)とKGモビリティー(旧双竜自動車、1.0%増)が増えた。国内で最も売れたモデルは現代自のセダン「ソナタ」(6,317台)だった。 「輸出」は6.2%減の18万8,619台に沈んだ。韓国GM(45.9%減)とKGモビリティー(40.4%減)が振るわなかった。全体の輸出額は4.3%減の50億6,600万米ドル(約7,233億円)だった。 ■環境車販売29.7%増 環境対応車の国内販売は29.7%増の5万1,366台。電気自動車(EV、60.0%増)とハイブリッド車(HV、21.5%増)がけん引した。 輸出(5万4,678台)はHVが61.9%増と大きく伸びて、全体では2.9%増となった。