「普通の選挙なら当選していた」裏金議員、落選に「恨み節」で集まる賛否「おっしゃるとおり」「ぐずぐず言うな」
10月27日に投開票がおこなわれた衆院選で、247議席から191議席に激減して惨敗を喫した自民党。「裏金議員」は非公認になった候補者も含め、46人のうち18人が当選、28人が落選した。 【写真あり】悔しさ満載!裏金落選、苦悶の投稿 「日がたつにつれ、落選議員から恨み節が聞こえてきます。 旧安倍派の最高顧問で、14回めの当選を目指しながら、1070万円の不記載で半年間の党役職停止処分を受けた衛藤征士郎元衆院副議長は、比例代表の重複立候補できなかったこともあり落選。 『一度、司法が、検察も100人態勢で聴取し、結果として不起訴・起訴と決めたわけですね。その決めたことに対して、党のほうで重ねて、政治が介入して処分をやった』と怒りをにじませた敗戦の弁を語りました。 また、476万円で1年間の党員資格停止処分になり、自民党公認が得られなかった下村博文元文部科学相は、2000万円の入金について『私自身は政党支部を4月に解散していたので、2000万円の受け皿がないし、(入金が)あったわけでもないが、いわゆる裏金議員として同じように見られた』と執行部を批判しました」(政治担当記者) そうしたなか、党政調会長代理などを務めた高鳥修一氏のXが永田町で話題になっている。高鳥氏は544万円の不記載で党から戒告処分を受けていた。党公認は得られたが、比例代表の重複立候補はできず落選した。 高鳥氏は、投票日翌日の10月28日、 《私のことを心配してのメールをいくつか頂いていますが、私は皆さんが、がっかりするほど元気です。新聞はわざと私が半分目を閉じたような写真を使って「虚ろな表情」と書きましたが「味付け」された感じです》 と、笑いをとるような内容でポストをしたのだが、29日には一転して、こんな投稿を――。 《私に関しては、逆風の中でも92.589票を獲得し、落選した議員では最多。惜敗率も80.91なので、北信越ブロックで比例復活した議員の79.36より高く、普通に選挙をしていれば、今回も私は当選していました》 そのうえで、 《安倍派が落ちた分、より負けた他派が繰り上がる、安倍派潰し高市派潰しと言わざるを得ません》 と悔しさがにじみ出る内容をポストしたのだ。この投稿に対する反響は大きく、 《自民党員です。おっしゃる通りです。高鳥さんの同様、有権者も党執行部のやり方に怒ってます》 《本当にその通りです。はらわたが煮えくり返る思いです》 《落選してぐずぐず言ってる方は貴方だけですよ!》 《はなから比例復活をあてにしてる時点で厳しいと思います》 など、さまざまな意見が寄せられていた。今回の選挙は、党内に大きな禍根を残したようだ。