10年の低迷期を脱出、日本人が貢献 大谷に続きLA歓喜「オーナー隣で」トロフィーリフト
吉田麻也が主将として活躍
アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)のLAギャラクシーは全米王者を決めるMLSカップ決勝(12月7日)でニューヨーク・レッドブルズに2-1で勝利し、10年ぶり6度目の年間王者に輝いた。元日本代表DF吉田麻也はキャプテンとしてフル出場して優勝に貢献し、表彰式でトロフィーを掲げた。 【実際の映像】全米制覇の日本人選手が「オーナーの隣で」歓喜のトロフィー掲げる様子 DF山根視来も先発出場したLAギャラクシーは前半に2得点を挙奪うと、後半に点差を詰められたが、リードを守ってそのまま2-1で勝利。元アイルランド代表FWロビー・キーン氏らを擁した2014年以来10年ぶりの全米王者となった。 2010年代にはMLSカップを3度制覇していたLAギャラクシーだが、昨季はレギュラーシーズンの西地区で14チーム中の13位と低迷するなど、長らくタイトルから遠ざかっていた。 しかし、そんな苦しい時期を経て、見事に復活を遂げた。最終節に敗れてレギュラーシーズンの優勝こそロサンゼルスFCに譲ったが、その後のプレーオフを勝ち進み、頂点までたどり着いた。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「10年の低迷期を経て、記録的な6度目のMLSはカップ制覇」とその歩みを報じた。 そんなチームをキャプテンとしてまとめあげていたのが36歳の元日本代表DF吉田だ。同胞のDF山根視来とともに先発フル出場でタイトル獲得に貢献。米メディア「IDAHO PRESS」は「マヤ・ヨシダはオーナーのフィリップ・アンシュッツの隣でウィナーズトロフィーを掲げた」と歓喜の様子の写真を掲載した。 日本代表としてワールドカップ3度出場経験を持つ吉田は、元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏や元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ氏もプレーしたクラブの歴史にその名を深く刻み込んだ。野球界では同じ本拠地のドジャースがワールドシリーズを制覇。大谷翔平と山本由伸が所属しており、野球に続きサッカー界でも日本人がタイトル獲得に大きく貢献している。
FOOTBALL ZONE編集部