初詣に向けて準備 山形・鳥海月山両所宮
年の瀬を迎え、初詣の準備が各地で進む中、山形市の鳥海月山両所宮(中野俊助宮司)で30日、初詣に向けて、参拝者へ甘酒を振る舞う準備や、境内の除雪が行われた。 甘酒の振る舞いは明治時代から続くという伝統行事。新型コロナウイルス禍を経て2024年の初詣から復活した。大鍋などを設営したテントに移動し、熊手や羽子板といった縁起物の準備と合わせ、参拝者を迎える態勢を整えた。 約1万杯を振る舞うという甘酒は31日夕方から提供する予定。中野宮司は「新年は大きな自然災害のない穏やかな年となることを願っている」と話した。