パート先の時給が「1100円」にアップ! 喜んでいたら「社会保険料」が引かれると聞きガッカリ。収入が増えても“得”にはならないのでしょうか?
社会保険に加入することで得られるそのほかのメリット
社会保険に加入することにより将来受け取る年金額の増加が期待できますが、ほかにもメリットはあります。 厚生年金に加入していると、将来の備えのほかにも、亡くなった場合や障害を負った場合に条件を満たせば年金が支給されます。万が一の病気やけがなどの際でも、保障の充実が期待できるでしょう。 また、健康保険に加入することで、病気やけが、出産のため、会社を休んだ場合に収入が保障されます。例えば、業務外の病気やけがで会社を休んだ場合、4日目から最大1年6ヶ月の間、給与の3分の2の金額が傷病手当金として受け取れます。 また、出産のために会社を休んだ場合、出産の日以前42日から出産の日以後56日までの期間、給与の3分の2の金額が出産手当金として受け取れます。
まとめ
パートの時給がアップした場合、社会保険料が発生して手取りが今までよりも減ってしまうかもしれません。とはいえ、社会保険料に加入すると将来受け取る年金の増加や、さまざまな場合の保障の充実が期待できます。 メリットも理解したうえで、どれくらい働くかを検討しましょう。 出典 厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト 社会保険加入のメリットや手取りの額の変化について 全国健康保険組合 令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京都) 日本年金機構 は行 報酬比例部分 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部