後閑信吾(バーテンダー)と“美ちゅらな風味”を求めて琉球ワンダー。「中華 知花」──特集:クルマとともに旅に出よう2024
旅の季節が今年もやってきた。クルマは、我々を見知らぬ土地へ誘う。かつての若きジェントルマンは旅を通し、見聞を広め、人生を豊かにしてきた。GQ JAPANはこの秋、千葉、丹波篠山、沖縄、北海道の新しい旅を提案する。クルマを相棒に、いざ、グランドツーリングへ。那覇の中国料理を底上げした「中華 知花」をチェック。 【写真を見る】料理をチェック!
完全予約制のカウンター中華
沖縄をしばしば訪れる後閑だが、沖縄料理の有名店へ足を運ぶことはなかなかないとか。「旅先だからといって観光客ばかりが来るような店にはあまり行かず、ローカルの人たちに愛されている店が好きですね」 カウンター8席だけの中国料理店「中華知花」も、知人の紹介をきっかけに訪れたが、厳選された食材と、繊細でありながらパンチの利いた味わい、シェフと話しやすい親密な雰囲気が気に入って何度も訪れているとか。沖縄で中国料理とは少々意外だが、那覇を中心に円を描くと、上海や台湾までの距離と九州までの距離がほぼ同じことであることからも推して知るべし。東京へ行くより、ソウルやマニラへ行くほうが近いのも沖縄の面白さだ。 「那覇は地理的にも文化的にもアジアのハブになれる都市だと思っています。東京でもNYでも味わえないようなユニークな中国料理は、ぼくにとっての一種の沖縄料理でもあるのかな」 ■中華 知花 住:沖縄県那覇市松山2-10-2 1F TEL:090-8290-5937 営:18:00~23:00 休:不定 ※予約制
写真・福田喜一 文・秋山都 イラスト・尾黒ケンジ 編集・岩田桂視(GQ)
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