フェネルバフチェ巡る騒動が頻発のトルコ、残りシーズンは重要な試合のVARに外国人審判員を採用へ
フェネルバフチェを巡る様々な騒動が起こっているトルコ。トルコサッカー連盟(TFF)がビデオ・アシスタント・フェレリー(VAR)に対して外国人を採用することを発表した。 【写真】サポーターがコーナーフラッグで選手を刺しに行く姿も? スュペル・リグを戦うフェネルバフチェに関して、今シーズンは多くの騒動が起こっている。 まずは3月、トラブゾンスポル戦で試合後にトラブゾンスポルのファンがピッチに乱入。選手に襲い掛かる事件が起きていた。 この事件を受け、フェネルバフチェはスュペル・リグからの撤退を検討。投票が行われたが、残留することが決定した。 すると、今度はトルコ・スーパーカップを巡って問題が。フェネルバフチェは、11日に行われたヨーロッパリーグ(EL)でオリンピアコスとアウェイで対戦。その前にガラタサライとのスーパーカップが組まれていたが、日程変更を要請した。さらに、外国人審判を採用することを要請したが、いずれも拒否されていた。 すると、試合にはU-19チームを送り出し、開始1分で失点。そのまま選手を引き上げさせ、抗議を示して試合をボイコット。ガラタサライが3-0で不戦勝となりスーパーカップ制覇。フェネルバフチェは罰金処分を受けることとなった。 フェネルバフチェの会長は「地下ネットワークが審判を使って試合を決めている」と批判。かなり不満を持っていることが窺い知れる。また、「偏見がある」という訴えもあり、公平なジャッジをするということでTFFが動くこととなった。 そんな中、TFFは声明を発表。ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)とヨーロッパの5カ国と交渉し、残りシーズンの重要な試合を外国人のVARを招へいすることを発表した。 TFFに参加するのは、イタリア、スペイン、ドイツ、オランダ、ポルトガルのVARたち。各国サッカー連盟が受け入れることとなった。 なお、今週末の試合ではファティ・カラギュムリュクvsフェネルバフチェの試合のVARにも外国人審判が割り当てられる。
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