オリックスに敗れた中国代表はやっぱり弱い?!
打線もクルクルと回った。オリックスが繰り出したドラフト1位の山岡、新外国人のコーク、ドラフト2位の黒木の3投手に、4安打13三振。ストレートとスライダーのコンビネーションで、まさに中国打線を手玉にとって、3回で1安打4奪三振を奪ったローテーション候補の山岡は、「本来の自分のピッチングができた。中国打線は、真っ直ぐをかなり振ってくるなあという印象。真っ直ぐでファウル、空振りでカウントをとりスライダーで勝負した。ワンバンドのスライダーを振ってくれたので真っ直ぐが走っていたのかも」と言う。 マクレーン監督も「打つべきボールを打たず、見逃すべきボールに手を出している」と、打線の課題を指摘した。中国戦の先発予定は、大きなカーブが持ち味の武田(ソフトバンク)だから、ストレート系に強い中国打線には、ピッタリの人選なのかもしれない。 マクレーン監督が言う。 「2011年から中国チームの監督を務めているが、今回は、中国系のアメリカ人が複数加わっていて、小さなステップかもしれないが、前回のチームよりは確実によくなっている。練習を重ね上達していくしかない」 まだまだ野球発展途上の中国。日本が負けることは想像しにくいが、その中国戦の勝敗に1次リーグ突破の行方をゆだねるような展開では、その先の見通しも暗くなってしまう。