五輪連覇の中国17歳“天才少女”が「帰って!」と絶叫 ツアー客が実家を取り囲んで大合唱、ドローンで上空から撮影のやりたい放題
貧しい農村に生まれた観光産業
村の治安当局は午後9時からの入村禁止といった措置を講じているが、観光客を無下に追い払えない事情もあるという。 全紅嬋の父親が中国メディアに語った内容によれば、確かにこの状況は迷惑であるものの、娘の人気は村を有名にし、村民に経済的な恩恵を与えているという。広東省の貧しい農村に生まれた観光客向けの商売は確実に利益を出しているからだ。また、観光客を邪険に扱うことで村の悪評が立つ可能性も心配しているという。 中国国内では識者がプライバシーや肖像権の侵害に絡めて警告を発し、中秋節の連休初日には「人民日報」まで自粛を呼びかけた。それでも「誰かが行くなら自分もいいだろう」と考える観光客は後を絶たない。村と天才少女、観光客のすべてが満点を与える解決策はどこにあるのだろうか。
デイリー新潮編集部
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